2024 05,07 |
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2009 03,23 |
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今回はアンカーポイントと選択肢についてちょっとふれてみようかと。
私自身まだまだマニュアルを見なければ、 何も出来ない初心者なので心もとないですが。 まずアンカーポイントから。 アンカーポイントというのは、HTMLなどではおなじみですね。 といいつつ、私はあまりHHTMLのほうはよく分かってないんですが。 検索してみたところ、同じページ内のリンクということのようです。 私はどちらかというとラベルという名で覚えてました。 マニュアルにもアンカーポイント(ラベル?)とあるので、 ラベルでもいいのかな? 呼び方はともかく、どちらも同じファイル内に印をつけて、 ジャンプする命令によって印をつけたそれぞれの場所に飛ぶという感じです。 普通は上から順番に1、2、3、4……と読み込んでいきますが、 4というアンカーポイントをジャンプ先に指定すれば、1、2、3を飛ばして いきなり4から始めることもできます。 逆に10まで行った後、3に戻ることももちろんできます。 書き方は、アンカーポイント名の頭に@をつけるだけです。 @アンカーポイント名 これを飛ばしたいところ、 たとえばタイトル画面や選択肢によって分かれた道の入り口に 書き込みます。 道が左右に分かれている。どちらに向かおう。 | ↓ | 右 | ↓ | 右へ行くとやがて遠くに町の灯りが見えてきた。どうやら今夜は野宿せずにすみそうだ。 ↓ 左 ↓ 左の道は山に向かって続いていた。どうやら今夜は野宿決定のようだ。 芸がないですが、 上のような感じの選択肢とその分岐先があったとします。 &select=選択肢1:&Jmp=選択肢1の分岐先,選択肢2:&Jmp=選択肢2の分岐先;
ピンクの字は選択肢の命令、緑がジャンプの命令です。 オレンジ色がジャンプ先のアンカーポイント、つまり行き先です。 ちなみに、上のようなジャンプさせるだけの選択肢なら かんたん命令で↓のように書くこともできます。 &EzSel = 選択肢1:選択肢1の分岐先,選択肢2:選択肢2の分岐先; 設問が表示された後、改頁されて選択画面に。 ちょっと分かりにくいですが、カーソルを合わせると、 文字の上に白い半透明の長方形が表示されます。 ホームページなどのリンクと同じですね。 FWの場合選択肢は、文字数に関係なく、 文字を表示するエリアの横いっぱいに矩形が広がるのが基本のようです。 では、次に右を実際に選んでみましょう。 右の分岐が表示されました。 PR |
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2009 03,23 |
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前回の続き。
『アンカーポイントと基本の選択肢 』で質問をいただいたとおり、
上記のままでは、右を選んだ場合、 右の分岐先が表示された後、 ↓のように左の分岐先の文章も続けて表示されてしまいます。 これを避けるためには、さらなるジャンプ先を 指定しなければいけません。 上の例では、分岐した先がまったく違う展開になって大変なので 新たな例を作ってみました。
おばか丸出しのひどすぎる例ですが、こんなふうにそれぞれジャンプ先を指定してやれば 次の行にいくこともなく、ちゃんと飛んでくれるようになります。 違うファイルを指定したいときは、 &Jmp = ファイル名; 違うファイルの特定のアンカーポイントに飛びたいときは &Jmp = ファイル名@アンカーポイント名; と記述します。 最後の“&End;”は、『テキストの終端に達しました』という エラーメッセージをださないための終了命令です。 この命令を入れると、そのままウインドウを閉じてくれます。 ちなみに最初の例のように選択肢を選んだ後分岐して 違うルートに入るのを完全分岐、 2番目の例のようにどれを選んでも一見何もおこらないように見えるのが 遅延分岐というそうです。(ある本に書いてありました) 二番目の例は一見どころか このままでは本当に何のための選択肢か解かりませんが、 だいたいは、これに好感度をいれるか、 どちらを選んだかによって後ででてくる動物が変化する などというようなときに使います。 |
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2009 03,23 |
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今回はセリフ表示です。
FWは、【】と「」もインライン命令の一つになっています。 下のように【】の中に名前を入れ、「」にセリフを入れると、
デフォルトではこんなふうに表示されます。 つまり、【】は表示されず、「」の中の文字はインデントされるわけですね。 むろん、↓のような命令を事前に書き加えれば、インデントさせないことも可能です。 *Mes.AutoIndent = False; インデントする設定に戻したいときはFalseをTrueにすればOK。 後、【】が行頭ではなく、文章の中にある場合や、 「」が【】の次に書かれていない場合は
このようにちゃんと【】も表示されますし、 「」もインデントはされません。 |
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2009 03,23 |
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FWは、デフォルトで名前表示欄を設定することができます。
デフォルトといってもむろん、新たに命令を書き加えなければなりませんが、 難しいことは考えなくても、名前表示に使う画像とその表示位置を設定しさえすれば、 【名前】「セリフ」 この形式で書くことによって、名前を名前表示欄に入れてくれます。 では、実際にやってみましょう。 まず、名前表示欄の画像とそれに合うようなメッセージウインドウの画像を用意します。 今回も『キタユメ。 』さんに昔お借りした素材を使っております。 なお、名前表示欄の画像は、お借りした素材を加工して作りました。 次に名前表示欄を表示させる前に # 名前表示欄の左上の座標 *MesHead.Pos = 左からの位置,上からの位置; # 名前表示欄の画像ファイル *MesHead.Img = 画像ファイル名; ↑の二つの命令をセットで入れてください。 用意した画像ファイルの大きさ等によって 文字がきちんと入らない場合がありますので # 名前表示欄のテキストのフォントの大きさ。省略すると24pt。 *MesHead.Font-Size = 文字の大きさ; # 名前表示欄の内側の余白をまとめて設定(上下,左右) *MesHead.Padding = 上下の余白,左右の余白 このあたりの命令で調節してください。 (v2ではsetting.txtに書くようになっていましたが、 v3では本編のテキストに普通に書いても大丈夫です) 後は、普通に下のように書けば、
名前表示枠を表示してくれます。 【】と「」をなしで書いた場合、
上記のようになります。 |
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2009 03,24 |
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このところずっとv2用に書いたものの加筆訂正ばかりしていたので、
たまには新しいものを。 というわけで、今回は“顔グラ”です。 マニュアルには、 グラフィック命令→メッセージレイヤー→アイコン インライン命令→インライン実行命令 あたりにあります。 まず顔グラ(アイコン)の表示位置を指定します。 *MesBody.Icon.Pos = 右からの位置x,上からの位置y; 位置の指定は画面上の座標ではなく、 *MesBody.Pos(『テキストウインドウに画像を使う 』あたりを参照) で指定した位置が原点になります。 なので、↓のように顔グラをテキストウインドウからはみ出させたい場合は、
↑の例のように“-”をつけます。 今回もテキストウインドウは『キタユメ。 』さん 立ち絵は『[y]da's room 』のY田さんにお借りしています。 位置を指定したら、今度は顔グラを透過させるかどうかを設定します。 ↑の例では透過させているので、 *MesBody.Icon.Transparent = True; と書きます。 四角い枠で囲んであったりする顔グラで透過させる必要がない場合は *MesBody.Icon.Transparent = False; としてください。 次はいよいよ顔グラを表示と行きたいところですが、 文字を表示する位置がデフォルトのままだと ↑こんなことになってしまうので、文字の表示位置を設定します。 *MesBody.Padding=上の余白,右の余白,下の余白,左の余白; そして、インライン命令の &i=画像ファイル名& を使って顔グラを表示させます。
顔グラの場合、どうしても行頭に“&”がきてしまうので、 “_”を頭につけるのを忘れないでくださいね。 (“あんだーばー”ちゃん大活躍 参照) 顔グラを消したいときは、 *MesBody.Icon.Nil; とするか インライン命令で&i&を入れてください。 ちなみに位置の情報も一緒にクリアにしたい時は、 *MesBody.Icon.Clear; という命令もあります。 |
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2009 04,06 |
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今回は、今さらな気もしないではない文字表示の設定です。
メッセージウインドウに画像を使ったり顔グラを使ったりしていると、 さすがにデフォルトのままでは無理だと痛感したので。 まあ、マニュアルのメッセージレイヤーのところを見てください。 で終わって問題なさそうなんですが、 せっかくなので無駄にずらずらと並べていきます。 ・表示させる文字のサイズです。 *MesBody.Font-Size = 文字の大きさ ・文字のスタイルです。 normal(そのまま描画、0でも可)、shadow(影文字、1でも可)、 outline(袋文字、2でも可)と3種類あります。 *MesBody.Font-Style = 文字のスタイル ・文字の色です。 インライン命令の右辺を略した書き方(&c&)の時には、ここで設定した色が使われます。 *MesBody.Color = 文字の色 ・文字の影や外側の色 font-styleがshadowの時は影の色、outlineの時は外側の色になります。 *MesBody.Shadow = 色 ・文字の進行方向 横書きは0、縦書きは1。 *MesBody.Direction = 文字の進行方向 ・行間です。 pxで指定してください。 *MesBody.Line-Height = 行間の値 ・字間です。 これもpxで指定してください。 *MesBody.Letter-Spacing = 字間の値 ・進行方向の位置揃えです。 left, center, rightで指定します。 *MesBody.Text-Align = 進行方向の位置 ・行方向の位置揃えです。 top, center, bottomで指定します。 *MesBody.Vertical-Align = 行方向の位置 ・行末の禁則処理の設定 normalで禁則有り、strictで禁則なしです。 *MesBody.Line-Break = 禁則処理 ・文字のまわりの余白 1つなら上下左右全部、2つなら上下,左右の順、 3つなら上,左右,下の順、4つなら上,右,下,左の順になります。 *MesBody.Padding = 文字まわりの余白 メッセージレイヤーに表示する文字の設定はこんな感じです。 ちなみに名前表示欄の文字の設定は、 MesBodyをMesHeadに替えたものになります ボタンの上やメッセージレイヤー以外のレイヤーに描く文字の基本設定は また別でMesBodyの部分をTextに替えたもので設定します。 ↑のテキストウインドウ部分は、↓のように設定しました。 (テキストウインドウは『キタユメ。 』さん、立ち絵は『いずみ亭 』さん、 背景写真は『EnsiLumi 』さんにそれぞれ素材をお借りしました)
後はだいたいデフォルトのままです。 |
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